体幹に関わる4つの重要概念②【支点】
K.Gです。
今日は前回に引き続き、
体幹に関わる重要概念について
ご紹介していきます。
前回⇓
taikan-training.hatenablog.com
今日は「支点」についてです。
人の運動の中で
いつどこに支点が生まれるか、
ということをお話して
いこうと思います。
あえて支点と言っていますが、
支点≒重心
と考えていただいても
良いと思います。
どこで身体を支えているのか
ということです。
その点でいうと
走りを安定させるためにも
重要な概念です。
その概念というのが、
力の入り始めが支点になる
というものです。
力の入り始めというのは、
動こうとした時に一番最初に
動き始める筋肉のことです。
一つの動き、
例えば1歩進むという運動でも、
・重心を倒す
・足を上げる
・片足で身体を支える
・腕を振る
・着地する
など色々な動きが含まれています。
その時に、
どの筋肉から動き始めているかで
その動きの視点になる場所が
変わってくるのです。
とはいってもあまりイメージが
できないと思うので、
以下の①~④を実施して
実験してみましょう。
① 肘を伸ばして腕を上げ、
① そのまま肘を曲げて、
① 肘から上を後ろに下ろします。
① (肘が上を向いた状態)
② 「手首から使う意識」で
② スナップを効かせて腕を
② 前から下に振り下ろします。
② (ボールを投げる動き)
③ ①と同じ姿勢を作ります。
④ 今度は「肩甲骨を使う意識」で
④ 腕を前から下に振り下ろします。
どうでしょうか?
②の手首を使う意識をした時より、
④の肩甲骨を使う意識をした時の方が
身体がブレずに安定したのでは
ないでしょうか?
これは②では手首が支点となり、
④では肩甲骨が支点となったためです。
支点に近ければ動きは安定し、
遠くなると自由が利く
ようになります。
自由が利くということは
しなやかな動きにもなりますが、
場所によっては「ブレ」にも
繋がってきます。
これを走りに置き換えると、
体幹部から動き始めると
脚の自由度が増し(しなやかな動き)、
足元や前ももから動き始めると
体幹部の自由度が増します(ブレ)。
これが支点についての概念です。
支点(力の入り始め)さえ
上手くコントロール出来れば、
・ブレを無くす
・しなやかな動きをする
が可能になります。
走る時や何気ない動きでも、
体幹部から動かすことを意識すると
安定した動きに繋がってくるので
試してみて下さい!
次回も体幹に関する重要概念
についてお話します。
次回は「重心」についてです。
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